相続や予期しない引越しなどで空き家を所有することになった方の中で、すぐに売却には出さずに自分達家族が時々使いながら持っておくのも良いかなと考えておられる方も多いと思います。やはり、両親や家族が一定期間住んだ家には愛着があるもの。すぐに「売却」という意識になれないのもわかります。
ただ…、いつぐらいまでそのままにしておくのか「期限」は早いうちから決めておいた方が良いと思います。
期限を決めないと何もしない期間がずっと続く可能性が大きいからです。現に弊社に売却をご相談に来られる方の大半は「10年間空家にしていた」と仰っられる方が結構多いです。10年…、固定資産税が空家の建物と敷地が毎年、仮に5万円の固定資産税を支払っていたら総額50万円!空き家は固定資産税の支払いだけでなく敷地周辺の草刈り、定期的な水道の通水など年中じゃなくても空き家に足を運び、維持管理する為の交通費、維持管理費用が10年蓄積していくと、30万円くらいにはなるはず。維持管理と固定資産税足すと80万円。これは少なく見積もってますので人によっては100万円になっているかもしれません。タレントの松本明子さんは空き家25年所有で総額1800万円とテレビ番組で仰っられれていましたが、これは他人事ではなく、皆さん細かく換算しないだけで、ほんとはかなりの金額をドブに捨てているのかも。
まず決めておくことは
空き家の状態にしておくのはいつまでにするのか
それまでにかかる維持管理費用がだいだい計算できますので、あとから後悔する気持ちも少なくて済みます。
空き家の周辺相場が一体いくらなのか不動産会社に確認しておく
不要になった時、初めて不動産会社に査定依頼して査定額に驚愕する方もいますが、あらかじめ予測金額を聞いておくと、どのくらい空き家を放置しても良いものかの判断材料にもなると思います。
売却以外の手放す方法が何々あるのかを調べておく
これはどの田舎でも同じですが、津山市でもやはり大半が交通の便が悪い場所にある戸建が売りに出ている事が多く、売りに出してもなかなか買い手が見つからないという現実も事実としてあります。不動産価値としてあまりない場合、地元の住民の方に開放した集会所として引き取ってもらうことや、国に有料にはなりますが引き取ってもらう制度「相続土地国庫帰属制度」を利用するなど選択肢がいくつ残っているのかも調べておくことも重要だと思います。
空き家はずっと持っておくことはおそらく無いと思います。いつかは手放す必要がくる時が絶対にやってきますので、そのときをただ待っているのではなく自ら動いてスケージュールを立てることは未来の自分の不安が軽くなる方法でもあると思います。その手助けが少しでもニーズホームで出来ればと思っています。
もし、今、空き家をただ所有しているままの方がおられましたら、ぜひご相談下さい。
周辺相場のみの問合せも大歓迎です。